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ポジションロック
ポジションロックは、ポジションをロックして、MT4スピード注文からの決済をロックすることができます。
※ポジションロックはV1.60以降にて利用が可能です。
ポジションロックの仕組み
ポジションロックは、以下の図のような仕組みになっています。
画面アプリから、ポジションロックを適用すると、設定ファイルにロック情報が保存されます。
EAが設定ファイルのロック情報を元にして決済リクエストがあったときに決済をロックします。
ポジションロックはMT4スピード注文からの決済のみロックされます。
指値、逆指値、トレール、強制ロスカットなどでの決済はロックされません。
MT4からの直接決済やMT4スピード注文以外のEAの決済はロックされません。
MetaTraderデータフォルダは、MetaTraderメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」から開けます。
ポジションロックの注意事項
ポジションロックを使う場合は、以下の注意事項を理解した上で使用するようにお願いいたします。
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ポジションロックはサポート対象外機能のため、仕様確認や使い方のサポートはできません。
不具合報告は受け付けますがフィードバックはありません。
動作保証はしておりません。
正常に機能しない場合でも修正できないことがありますのでご注意ください。
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ポジションロックはベータ機能です。(将来的に変更や廃止が行われる可能性があります)
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ポジションロックはMT4スピード注文からの決済のみロックされます。
指値、逆指値、トレール、強制ロスカットなどでの決済はロックされません。
MT4からの直接決済やMT4スピード注文以外のEAの決済はロックされません。
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ポジションロックは正確な動作を保証するものではありません。
製品の不具合やお客様の設定ミスによってはロックされていてもポジションが決済されてしまうリスクがあります。
リスクを承知の上で自己責任において十分注意してご利用ください。
リスクや問題を感じた場合は使用を取りやめてください。 -
ポジションロックの設定は、「【MetaTraderデータフォルダ】\MQL4(MQL5)\Files\SpeedMT4\Lock\【ログインID】.txt」に保存されます。
異なる口座において、ログインID(口座番号)が重複する場合は、設定ファイルが競合してしまいます。
例えば、A社のログインIDが「183027」でB社のログインIDが「183027」のときです。
同一のMetaTraderに対して、別のログインIDでログインし直したときに問題が発生します。
このようなケースは稀だとは思われますが、万が一ログインIDが重複する場合は MetaTraderを分けて運用してください。
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ポジションロックを取り消したい場合は、画面アプリから取り消すことができます。
しかし、プレミアムライセンスの有効期限切れによって、ベーシックをお使い場合、画面アプリからポジションロックを取り消せなくなる可能性があります。
その場合はMetaTraderを停止させてから「MetaTraderデータフォルダ】\MQL4(MQL5)\Files\SpeedMT4\Lock\【ログインID】.txt」 を手動で削除してください。
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EAがポジションロックの設定ファイル読み込みに失敗したときは安全策として全ポジションがロックされます。
全ポジションがロックされた状態ですぐに決済したいときはMetaTraderから直接決済してください。
ポジションロックの使用方法
ポジションロックの使用方法について説明します。
メニューボタン(画面右上のメニューアイコン)をクリックし、メニューから「オプション...」を選択します。
設定画面(オプション画面)が起動するので、「ポジションビュー」タブをクリックします。
「ポジションロックのパネルを表示する」をオンにします。
OKボタンをクリックして設定画面を閉じます。
ポジションビューを表示します。
ポジションロックを適用したいポジションを選択します。(チェックボックスをオン、複数選択可能)
ポジションロックの適用ボタンをクリックします。
(適用に失敗する場合はEAが旧バージョン(V1.59以前)の可能性があります)
リストビューのロックの項目に鍵マークが表示されれば成功です。
ロックされたポジションは決済がロックされます。
ロックポジションのポジション情報への表示設定
ロックポジションをポジション情報(Lot数、平均レート、pips損益、評価損益)に表示するかどうかを設定できます。
以下画面の赤枠から設定してください。
拡張機能[ロックポジション表示]を使用すると注文画面に表示されたチェックボックスから簡単に切り替えができます。
チェックが有効のときは、ポジション情報にロックポジションとそうでないポジションの両方が表示されます。
チェックが無効のときは、ポジション情報にロックポジションは表示されません。
ロックされていないポジションのみ表示されます。
ロックポジションが含まれるときの注文結果
ロックポジションが含まれるときの注文結果の動作をまとめます。
以下一覧は「ロックポジションはポジション情報に表示する」が有効の場合です。
操作 | 結果 |
---|---|
ロックポジ(買1Lot) 操作:全決済 |
決済されません。 |
ロックポジ(買1Lot) 操作:0.5Lotを売注文(両建無効) |
決済されません。 売ポジ(0.5Lot)は新規購入されません。 |
ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(買1Lot) 操作:全決済 |
アンロックポジのみ決済されます。 |
ポジションビューからロックポジとアンロックポジを選択 操作:選択範囲Close |
アンロックポジのみ決済されます。 |
ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(買1Lot) 操作:ドテン |
ドテンされません。 (決済も購入もされません) |
ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(買1Lot) 操作:0.5Lotを売注文(両建無効) |
アンロックポジ(買0.5Lot)が決済されます。 |
ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(買1Lot) 操作:1Lotを売注文(両建無効) |
アンロックポジ(買1Lot)が決済されます。 |
ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(買1Lot) 操作:2Lotを売注文(両建無効) |
アンロックポジ(買1Lot)が決済されます。 売ポジ(1Lot)は新規購入されません。 |
※MetaTrader5での操作です ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(売1Lot) 操作:全決済(相対クローズが無効) |
アンロックポジ(買1Lot)が決済されます。 |
※MetaTrader5での操作です ロックポジ(買1Lot) アンロックポジ(売1Lot) 操作:全決済(相対クローズが有効) |
決済されません。 |